
今回、Next.jsとAIを使って、自分のポートフォリオサイトを作りました。
制作にはCodexなどのAIツールを使い、コードを書く作業の多くを任せています。
完成したサイトを見ながら、ふと思いました。
これって、自分が作ったサイトと言っていいんだろうか。
最初は「一個ずつ直そっか」だった
AIを使ったWeb制作は、思っていた以上に面白いものでした。
最初に出来上がった画面を見たときは、正直なところ、
「あ、うん。一個ずつ直そっか😅」
という感じでした。
頭の中にあるイメージとは、まだ少し違う。
余白や文字のバランス、要素の配置など、気になるところがいくつもありました。
ところが、修正したいことをまとめて伝えてみると、次のプロンプトで驚くほど変わって戻ってきたのです。
「おおっ!! すごい! いいじゃん!」
思わずそんな気持ちになりました。
これまで自分でCSSを書いて、ブラウザで確認して、また修正して……と繰り返していた作業が、ずいぶん違う形になったと感じた瞬間でした。
コードを書く人から、判断する人へ
今回の制作では、自分でコードを書く時間よりも、出来上がったものを確認して、どう直すか考える時間の方が多かったと思います。
アニメーションの動きや余白の取り方、スマートフォンでの見え方。
実際にブラウザで確認しながら、気になるところを修正していきました。
AIがコードを書いてくれても、どんなサイトにしたいのかを決めるのは自分です。
そして、出来上がったものがイメージに合っているかを判断するのも自分。
これまでのWeb制作で身につけてきた感覚は、こういうところで役に立っているのかもしれません。
完成したサイトについて、今の自分の感覚に一番近いのは、
「自分が監修したサイト」
という表現です。
自分で一行ずつコードを書いたサイトとは、少し違う。
でも、AIが勝手に作ったサイトでもありません。
そういえば、JavaScriptを読まなくなった
一方で、気になることもあります。
最近、JavaScriptのコードをあまり読まなくなっているのです。
PHPは仕事でも使っているので、今でもコードを確認する機会があります。
でも、今回のNext.jsやReactの実装については、AIに任せる部分がかなり増えました。
以前なら、エラーが出れば原因を調べ、コードを読み、試行錯誤しながら解決していました。
何時間も悩んで、ようやく動いたときの嬉しさ。
あれは、なかなかいいものでした。
もちろん、今でも必要になれば調べながら修正できると思います。時間はかかるでしょうけれど、情報はたくさんありますから。
ただ、自分で調べて解決する機会そのものは、確実に減っている気がします。
AIを使えば制作が速くなる。
でも、速くなることと、自分の理解が深まることは、必ずしも同じではありません。
便利だからこそ、そこは少し意識しておきたいところです。
「できた!」の種類が変わった
昔は、難しい実装ができたときや、どうしても直らなかったエラーを解決できたときに、大きな達成感がありました。
今は、自分の考えていたデザインが、想像以上の速さで形になったときに驚きがあります。
どちらも「できた!」という喜びですが、少し種類が違うようです。
自分で手を動かして完成させる楽しさ。
頭の中にあるものを、AIとやり取りしながら形にしていく楽しさ。
今のところ、私はどちらも好きです。
ただ、AIが書いたコードを理解できているかどうかは、また別の話。
今後は、制作の速さを楽しみながらも、必要なところは自分で理解できるようにしておきたいと思っています。
それで、誰の作品なのか
最初の問いに戻ります。
AIと作ったWebサイトは、誰の作品なんだろう。
少なくとも今回のポートフォリオについては、私自身が考え、判断し、修正を重ねて完成させたサイトだと思っています。
ただし、実装の多くをAIに任せたことも事実です。
だから、「自分が全部作りました」と言うより、「自分が監修して作りました」の方が、今の感覚には合っています。
Web制作の方法は、これからも変わっていくのでしょう。
その中で、自分が何を考え、何を判断し、どこに責任を持つのか。
そんなことを考えながら、これからも作っていきたいと思います。